AWS Lightsailで作成したWordPressインスタンスでwp-config.phpを編集する方法

AWS Lightsailで作成したWordPressインスタンスでwp-config.phpを編集する方法
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イントロ

久しぶりのサーバネタにわくわくしながら下書きを考えていました。

しかし、思いのほか書くことがないのでもっとネタになることで書けばよかったと後悔し始めています。

今回は、AWSのVPSに似たサービスであるLightsailで作成したWordPressインスタンスで、wp-config.phpを編集する場面が発生したので備忘録として残しておきます。

Lightsailではテンプレートとして、Bitnamiを利用してWordPressインスタンスをワンクリックで作成できます。若干プレーンでインストールする場合と異なり、Bitnami独自の作法があったりするのでメンテが少し手間に感じる時があります。

環境


場所

以下にwp-config.phpが配置されています。

/bitnami/wordpress/wp-config.php

「/home/bitnami/stack/wordpress/wp-config.php」や「/opt/bitnami/wordpress/wp-config.php」などは上のシンボリックとして散りばめられています。

ですので、編集する場合は以下のように指定します。

vim /bitnami/wordpress/wp-config.php

番外編

もともとwp-config.phpを編集しなくてはいけない状況になったのは、「W3 Total Cache」プラグインをインストールしたところ、「W3 Total Cache Error: インストールを完了するためのファイルとディレクトリを自動的に作成できませんでした。」と警告が表示されました。

エラー内容:

W3 Total Cache Error: インストールを完了するためのファイルとディレクトリを自動的に作成できませんでした。

警告には、wp-config.phpに以下を追加してほしいと記載があったので編集が必要になりました。

/** Enable W3 Total Cache */
define('WP_CACHE', true); // Added by W3 Total Cache

しかし、悲しいことにこれを追記して保存し、Bitnamiに備わっているスクリプトでphp-fpmを再起動しても警告が出たままでした。

sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart php-fpm

結局ファイルとディレクトリのパーミッションを一時的に変更し、プラグインの設定画面をリロードすることで解決しました。

1.パーミッション変更

sudo chmod 666 /opt/bitnami/wordpress/wp-config.php
sudo chmod 777 /opt/bitnami/wordpress/wp-content/

2.W3 Total Cacheプラグインの設定画面をリロード

3.元に戻す

sudo chmod 644 /opt/bitnami/wordpress/wp-config.php
sudo chmod 755 /opt/bitnami/wordpress/wp-content/